nafuda_school

1 2021/12/04(土) 14:44:23.05 ID:CAP_USER9
https://news.yahoo.co.jp/articles/087ea53369d9395b4f966b4eb3a877d9ab3fc693
カンテレ

「赤ちゃんの名前ランキング2021」が11月29日に発表されました。男の子の1位は2年ぶり7回目の「蓮(れん)」くん、女の子は「紬(つむぎ)」ちゃんが初のトップに。時代によって流行りの名前は変わるものですが…。

女性(友子さん):
「子、ついてないわ(笑)わたしらの時は全部『子』でしたよ、女の子はね」

女性(麻里緒さん):
「うちの父親がゲーム好きでマリオっていうんですけど…スーパーマリオのマリオ。弟はシュンキっていう全然違う名前です。『ルイージ』って名前にしようとしたらしいんですけど、さすがにやめたって言われました」

また、保育園にいた元気いっぱいの園児たちにも聞いてみると、愛望(あむ)ちゃん、栞煌(しおん)くん、心桜(ここあ)ちゃん、悠玖(はるく)くん、蒼空(そら)くん、心優(みゆ)ちゃん、絢虹(あこ)ちゃん、結夕(ゆうゆ)ちゃん、楓心(ふうし)くん、翼心圓(つばさ)くん、心渉(しんわ)くん、琥愛(くうあ)くん、夏成翔(かなと)くんと、かわいいお名前がいっぱいですが、漢字の読み方は難しいです。

丈士(たけし)先生:
「当て字であったりとか、読み方が違う漢字が多いので読む時に苦労することはあります」

そんな先生の中にも…。

太潤(たうる)先生:
「たうるです」

個性豊かな名前が増えているようですが、実は今、名前の「読み方」についてどこまで許容できるかなどが議論されています。そもそも名前をつける時のルールについて知ってるか、街で聞いてみると…?

女性:
「ルール…?法律的に…?特にないんじゃないかな」

別の女性:
「使っちゃダメな漢字はあるよね」

連れの女性:
「縁起の悪いものとか」

男性:
「文字数制限とかあるんですかね?何文字までいけるみたいな、寿限無的な」

 名前を付ける上での法律的な決まりについて、菊地幸夫弁護士に伺います。

菊地弁護士:
「戸籍法によって制限がかかっていますが、それは名前に使える文字についてで、その読み方に制限はありません。例えば取材にご協力いただいた太潤(たうる)さん、絢虹(あこ)ちゃん、翼心圓(つばさ)くんなど、同じ漢字でそう読ませるのか、あるいは違う読み方にするのかという制限はないんですね。ただ、基本は自由なんですけど、ケースによっては、過去にもありましたが命名されるお子さんの福祉を考えてとか、そういう理由で例外的に『これでは受け付けられません』というのが、文字の選び方、あるいは読み方でもあるかもしれません。役所側の判断ということになります」

――Q:長さの制限については、実際に、太郎喜左衛門將時能(たろうきざえもんのしょうときのり)さんというお名前の方が奈良県にいらっしゃるということで、奥さんに聞くと「太郎さん」と呼んでいるとおっしゃっていたのですが、制限はないんですね。

菊地弁護士:
「そうですね。ただあまりにも長かったら、やっぱり役所で『もう少し…』と言われるかもしれませんが、基本は自由です」

ちなみに実際にあるお名前として、光宙(ぴかちゅう)さん、黄熊(ぶう)さん、心(ぴゅあ)さん、七音(どれみ)さん、聖夜(いぶ)さんという読み方をする方もいらっしゃるそうです。

なぜ、読み方にルールがないのかについてですが、そもそも私達の名前の読み方について国は管理していません。戸籍謄本には漢字は書かれていますが、読み仮名の記載はなく、読み方は届け出た自治体が管理するのが基本だということです。しかし今、戸籍に読み方を書くようにしてはどうか、また書くのであれば読み方の許容範囲も、漢字の音訓や意味・関連性などで制限した方がよいのではないか、という法改正の議論が行われています。

菊地弁護士:
「私たちが普段使っている文字、漢字は独特のものですし、そこからどういう読みをさせるかというのは、やはり漢字由来のものの範囲に収めた方が僕はいいのかなと思っていて、そうした検討は、私は賛成の面がありますね」