1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
jfjdftyjdft
今より進んだ未来
ついに人類は脳の機械化に成功。それだけでなく体のサイボーグ化により
人間の精神においての寿命は取り払われた

そんな未来を想像してくれ

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
サイボーグ手術が一種のトレンドになった時代
生身の人間である自分は永遠の命を手に入れるため脳の機械化をしようかと思う

ちょうど保険も利くし値段も手ごろだ。全身サイボーグはお金が掛かるが
脳の機械化だけならフリーターの自分でもすぐ手に入る
夏休みのためたバイト代を脳手術につぎ込もうかと考えながら
脳手術のチラシを眺めている



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
しかし、脳の手術は不安が付きまとう
失敗したらどうなるのか?人類は脳の機械化は出来ても死後の世界までは解明できていなかった
そもそも、死から逃れるためにこのようなことを考え出したのだから

脳が機械化されることにより、今居る自分は自分で居られるのか
それが不安だ



13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
不安は募るがとりあえず永遠の命が欲しい
これからの人生どうなるか分からないが少なくとも脳が機械になっていれば
生身で居るよりは長生きできる

とりあえず脳手術をしてくれる病院にいく事にした



14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
脳手術の方法

前もって自分の記憶をコピーした機械の脳を用意する
手術中は意識があり 鏡に自分の手術姿を映し、それを見ながら受ける
最初は自分の脳を4分の1まで機械と入れ替える。
入れ替えた時に一度間をおく、自分が納得するまで間をおき、違和感があれば
入れ替えた脳を元に戻す。特に問題なければ残りを手術する

これが脳手術のやり方だそうな



17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
何はともあれ、手術を受ける

鏡に映った切開された自分の頭を見て、今ここに居るのは自分だと認識する
まだ生きているし。自分は自分だと思う。

そして頭にメスが入る
4分の1の機械化が始まる

一瞬目の前がモヤっとする感覚に襲われたが、直ぐに視界は元に戻る
そして、医者から「最初の手術が終わりました」と告げられる
一瞬の出来事だったが、とくに違和感はない。入れ替えた時に意識がきれ
そのまま死ぬのではないかと思ったが、目の前にモヤが掛かっただけで
意識は継続していた



18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
とりあえあず1日時間をおくことにした
病院で本を読んだり考え事をしてみたり、自分の過去を思い出したりしていた
体に関する違和感はなく、脳を4分の1機械化されているので過去の一部記憶が
鮮明に思い出せるようになった

不安になる気持ちはあるが、今の自分は不安を感じられる状態であり
まだ意識があり。自分であるということが分かった。

眠りに着き眼が覚めると、いつもの自分の感覚
まだ自分が自分である事を実感した



19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
残りの手術を受けるか否か、色々悩んだが特に違和感もなく異常もない
むしろ一部の過去を鮮明に思い出せる状態に感動したので
これ以上脳手術を受ければもっと素晴らしい世界が見えてくるのかもしれない
そういう期待を感じられるようにもなった

だがいかんせん自分が自分でなくなる、そういった不安は拭いきれないので
手術のやり方は昨日と同じで意識を継続させたまま行う事にした



20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
手術はあっというまに終わった
鏡に映る自分の頭には機械で出来た人間の脳とは形が違う機械の塊が埋まっていた
手術中は意識が切れることもなく。むしろ機械化が進むにつれどんどん脳が覚醒していく
最後の機械化が終わった時、すごく頭がさえた状態で
今ままでと違う景色を見ているような感じになった
だがそれは嫌な物ではなく、鮮明に、クリアに世界を感じられる、そんな感覚だった

体を動かしてみれば別段違和感はなく
前よりも体の感覚が機敏になった気がする、嗅覚、視覚、味覚、痛覚、触覚
感じるということが今までと比べ物にならないくらい強くなった



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
だが、それだけじゃない、今度は体の感覚を自分でコントロールできるようになった
簡単に言えば、味覚を研ぎ澄ませたり、何も感じなくさえたりのコントロールが可能になった
眼も、遠くを瞬時に見たり、顕微鏡とは逝かないまでも小さな物を拡大して見れるようになった
色々と自分をコントロールできる

そして、自分の精神が自分のままで居られているのもより強く実感できるようになった



22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
今まで恐れていた不安から解消された
今自分は生きており、自分が自分のままで居られる
その喜びを実感できる

脳の機械化がもたらしてくれる恩知恵は大きかった
手術が無事終わり医者に感謝の言葉を述べようとした時
事件は起きた



23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
なかなか読ませるな


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
「だれかそのロボットを止めてくれ!!」

病院内の廊下を猛スピードで駆け抜けるロボットが居た
脳の機械化ができる次代ならロボットが居てもおかしくはない
しかし、暴走でもしてるのか廊下を職員の叫びを無視して走り続けているのは
危険極まりない

だが、そのとき自分は医者の「しまった・・・」という顔を見逃さなかった
医者の顔に出た不安を察知し、自分も不安になってきてしまった



26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
おもしろいぞ!


27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
ロボットは猛スピードで走りながら首を凄い勢いで横に振る
どうやら病室の中を見て何かを探しているようだ
すると医者は「奥に隠れなさい、直ぐにだ!」と言う

「なぜですか?」と聞くと医者は口ごもり目線をそらした
僅か数秒のやり取りだったがロボットの駆け足の音が大きくなるのを感じた
暴走したロボットがなんなのかは分からないが自分に害を及ぼす存在なのだろうと思い
病室のカーテンに身を隠すことにした



28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
カーテンに包まった状態で病室を見てみた、脳手術により眼がさえ、カーテンの本の僅かな隙間から
先ほどまで自分が居た場所をズームすることができる
そして聴覚を研ぎ澄ます事で、普通では聞こえないような音まで聞こえるようになった

あのロボットが何をしているのか分からないが自分のところに来ないことを祈り
ただカーテンから覗いていた

そしてロボットは自分の病室で動きを止めた



29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
眼を凝らす、ロボットの顔がより鮮明に見える。見たところ市販で出回っている
値段が安いタイプのロボットだ

ロボットは病室に入りゆっくりと医者のところまで歩いていく
「ヤットミツケタゾ・・・」
ロボットの声は扇風機の正面から喋ったような震えた感じの声だ

医者は震えながら「本の出来心なんだ・・・すまない」とロボットに謝っている

このやり取りを見て一体なんなのかは分からないが
あのロボットからはとてつもない怒りを感じた。まるで人間のようなそういった雰囲気を感じた



31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
「オレハドコダ!!」

ロボットの機械音声が病室に響く
「こ、ここには居ない」医者はそう答える

「ウグググ、ウオオオオオオオ、ウオオオオンウオオオオン」
ロボットは唸り声を上げ、その場に座り込み顔を抑える
何の動作なのかは分からないが、それは泣いている様にも見えた

「タノム、オレヲモトニモドシテクレ」

先ほどまでと違いロボットは医者の足にすがりつく

「モウ、脳ノ手術ナンテドウデモイイ、オレヲモトニモドシテクレ」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
ものすごく面白い


33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
「君は体が機械になったことで錯乱しているだけだ、大丈夫すぐに元に戻す」
医者がロボットの肩に手を置きロボット落ち着かせている

「とりあえずここを出よう、ここにいては他の患者を驚かせる」
医者はそういうとロボットを立たせ、病室から出そうとする
ロボットもそれ従い、立ち上がり病室を出ようとする

カーテンから一部始終を見ていた自分は
嫌な想像が頭をよぎる・・・このままカーテンに隠れながらロボットが遠くにいくの待てばいいのだろうが
なぜか、なぜかロボットを放って置く事が出来ないような
まるで他人とは思えないような感覚になっていた

ロボットと医者が病室を出ようとした時 自分はカーテンから出ていた
「まってくれ!」



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
ロボットに表情はない、しかし、その体がビクッと反応し驚きを表現している
そして医者は先程よりも「しまった」という表情を見せる

自分を見たロボットは直ぐ医者に向き直り
医者の胸倉を掴んだ
「マタオレヲダマシタナ!コノウソツキガ!!」

ロボットの握力は人間の力を遥かに超えている
首に服が絞まり医者の顔が赤くなる「ゆ、ゆるしてくれ・・・」
このままでは医者が死んでしまうと思いロボットに駆けよる

「落ち着け!このままでは死んでしまう!」
そうロボットに叫ぶとロボットは医者をそのままベッドへ投げ飛ばした



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
ロボットの全身から溢れ出てくる怒りは尋常ではなかった
自分ロボットに気圧され、恐怖のあまりへたり込んでしまう

「た、たすけてくれ・・・」
ベッドからは医者の声が聞こえる、まだ死んではいない様だ
ロボットはまた医者の胸倉を掴み今度は自分の方に移動させる

「ハナシテヤレ オレニ」

ロボットはそういうと医者は恐怖に震えた表情で喋りだした

「す、すまないとおもっている・・・だがどうしても試してみたかったんだ」



37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
脳の機械化手術の方法

前もって自分の記憶をコピーした機械の脳を用意する
手術中は意識があり 鏡に自分の手術姿を映し、それを見ながら受ける
最初は自分の脳を4分の1まで機械と入れ替える。
入れ替えた時に一度間をおく、自分が納得するまで間をおき、違和感があれば
入れ替えた脳を元に戻す。特に問題なければ残りを手術する

4分の1機械化したさい、切り離した脳は何処へ行くのか?
手術を続けた場合、切り離した脳はどうなるのか?

あまり疑問に思わなかったが
もし、あの時怖気づいて手術を断ったならどうなったのだろうか?



40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
もし断ったならば、脳は元に戻す
当たり前の事だが、元に戻すという事は脳は切り離してあるとは言え無傷でなければならない
つまり、脳が正常な状態を維持しなければならない

正常な状態を維持するには、機械の脳に移す形になる
これにより脳の状態を保持する

手術が進めば、機械の脳はどんどん普通の脳と入れ替わっていく
そして最終的には、4分割された脳が一つに戻っていく

本来ならば、脳を一つにした時に脳を再生させてはいけない
再生させれば脳を別の容器に移植したことになり、脳を機械化したことにはならいからだ



41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
医者は全てを告げた

自分の意識ははっきりと存在する、だが自分の頭にあるのは記憶をコピーされた機械であり
目の前のロボットは自分の脳を機械の体に移植された 自分 である

あたまが混乱しそうになる
だが、機械の脳は混乱を沈静するようにできているらしく
自分を気絶させてはくれない、気絶した方がどれだけマシな事か

「手術の時に切り離した脳は本来はただの肉片として扱い、決して再生させては・・・いけないんだ」
医者はつい出来心でそれを再生し、再生された人間がどうなのるのか見てみたかったらしい
だが結果として、体は違うが同じ人間がふたり存在してしまった



42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
こわい…


44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
自分の気持ちは自分にしか分からない
だが、目の前の自分はもう自分ではない、しかし、自分なのである

この後、どうなったかは言わないでおく

だがこれで脳手術の闇が見えてしまった
複製された機械とは言えそこには自分が居る、手術を受けようが、断ろうが
かならずどちらかの自分が死ぬ事になる

どうすればこのような悲劇は起きないのか?
人間の脳を機械化することが間違っているのか?
それとも医者が全て悪いのか?だが医者のモラルだけで済む事なのか?

もし、自分を複製してしまう結果にならないで脳を機械化できるのならば・・・

バイトいく、おつかれさん



45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
正しい脳の機械化講座

意識を保った状態で手術を始めます
ナノマシンを頭に注入する事で脳細胞をナノマシンと入れ替えていきます
脳細胞はナノマシンにより破壊されますが、ナノマシンが脳細胞の代わりになります
ナノマシンが脳細胞と全て入れ替わったら手術成功です

お疲れ様でした



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
お疲れ様~
すごくおもしろかったぜ


48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/25(水)
面白かった
頑張れ(・ω・)ノシ